不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。
とはいえ、息子または娘夫婦には赤ちゃんが授かりにくいのかと不安になるのが親心ですよね。
また、孫の顔を見るために力になりたいと思うのは当然かと思います。
不妊に悩む当事者の立場から考えてみましょう。
実際に多くの不妊当事者が望んでいることはどういったことなのでしょうか。
その大きな意見の一つが“見守ってほしい”ということです。
親心からくる「何かしてあげたい」という気持ちゆえの行動が当事者夫婦にとって負担になったといえる場合も多いのです。
ただ、本人から相談や報告があった場合はしっかり聞いてあげてください。
辛い心のうちは誰にでも話せるわけではありません。
信頼し、心を許して話せる相手としてあなたを選んだのです。
「話してくれてありがとう。」という思いを伝えてあげてください。
不妊は当人のせいでも親のせいでもありません。
しかし、頭で理解をしていても、気持ちが追いつかないこともあります。
そんな時は一人で溜め込まずに、長野県不妊・不育専門相談センターへご相談ください。
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
妊娠はするけれど、流産・死産や新生児死亡などを2回以上繰り返し、結果的に子どもを持てない場合を不育症と呼んでいます。
流産の多くは、偶発的なものですが、2回以上繰り返す場合は、産婦人科の主治医に検査について相談しましょう。
不妊の原因は女性だけのものでなく、男性側に原因があることもあります。WHOの調査によれば、原因の約半数は男性が占めているとの結果も出ています。また、男性で治療を受ける方も大勢いらっしゃいます。
続発性不育症も考えられるため、産婦人科の主治医に不育症について相談してください。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。