養子を迎える選択をし、今は元気な男の子の母親に
35歳で結婚。なかなか妊娠しなかったため治療を始めました。いくつか転院して42歳で妊娠。ようやく授かりとても嬉しかったのですが、出産を目前とした36週目で死産してしまいました。その後治療を再開したものの、年齢的な焦りと、また同じことになってしまうのではないかと不安な気持ちを持ちながら治療を続けていました。そんな悩みを病院のカウンセラーさんに打ち明けたところ、「家族を作る道としては養子縁組もある。ちょうど家族会があるので見学してみたらどうか。」とお誘いいただき夫婦で参加しました。家族会はまさに百聞は一見にしかずで、養子とわからないくらいの普通の幸せな家族ばかりで、率直にうらやましく未来に希望が持てました。子供たちも元気いっぱいで、時には親に甘える様子がとても可愛らしく、愛情をたくさんもらって育っているのを感じました。家族会に参加したことで夫婦の気持ちが固まり、早速養子の斡旋機関へ登録し、同時に治療を終える心の準備も始めました。それにより少しずつ気持ちが楽になり、後悔のない終焉と今後の人生の選択ができたと思います。現在は特別養子縁組で元気な男の子の母親となり幸せな日々を過ごしています。(40代・女性)