ひと月に1回、卵巣で成熟した卵子が1つ排卵されます。排卵された卵子は卵管の先端部分(卵管采)より取り込まれ、卵管へ移動します。
膣の中に射精された精子は様々な障壁を乗り越えながら卵子を目指して進みます。
卵管までたどり着き、生き残った精子と卵子がタイミングよく出会うことができて成立します。受精した卵子は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へ移動します。
受精卵はふわふわのベッドのように準備された子宮内膜に着床します。無事に着床した受精卵は更に細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんへと発育していきます。
上記の過程を抑制することで、妊娠の成立を回避することができます。
例)排卵を抑える:ピル、受精を防ぐ:コンドーム等
出生数が減少している一方で、35歳以上の母親の出産は増加傾向にあります。
出典:健やかな妊娠&出産サポートBOOK
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
医療機関により診察の内容は異なります。診察の例や治療のスケジュールなどもさまざまです。
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検査で見つかったリスク因子についての治療を行います。糖尿病や甲状腺機能の異常が見つかった場合はその疾患に対する治療を行います。凝固因子の異常や抗リン脂質抗体症候群では、内服や注射による治療が行われます。
よく話し合ったうえで二人で医療機関を受診するなど、検査、治療を行うことで不安を解消することが必要です。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。