「まだ、20代(30代)だから、大丈夫」と思っていませんか。
自分たちの体が妊娠できる状態なのか、妊娠を邪魔するものはないかを調べるのが「不妊検査」です。
もし、妊娠しにくい原因が見つかったら、治療することで妊娠につながります。
妊活中の方も、妊娠はもう少し先と考えている方も、
いつか妊娠したいと考えているのなら自分たちの体に問題はないか、
今、体調に問題がなかったとしても二人で検査を受けてみましょう。
不妊検査の一部について、「妊活検診」として費用助成制度があります。
不妊の原因は、男性の場合も女性の場合もあります。
検査は、男性と女性が一緒に受けることが次のステップに向けて大切です。
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
検査で見つかったリスク因子についての治療を行います。糖尿病や甲状腺機能の異常が見つかった場合はその疾患に対する治療を行います。凝固因子の異常や抗リン脂質抗体症候群では、内服や注射による治療が行われます。
妊娠はするけれど、流産・死産や新生児死亡などを2回以上繰り返し、結果的に子どもを持てない場合を不育症と呼んでいます。
流産の多くは、偶発的なものですが、2回以上繰り返す場合は、産婦人科の主治医に検査について相談しましょう。
加齢とともに妊娠率は低くなり、また流産などのリスクも高まります。心配、不安に思うことなどがあれば、お早めに夫婦そろって医療機関への相談や、不妊治療を検討することが大切です。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。