伝えたい言葉は、「自分を責めないで」
31歳で結婚し、34歳で自然妊娠しましたが7週で不全流産。それからタイミング法、人工授精でも初期流産が続きました。41歳からは顕微授精に挑戦するも流産となり、最終的にはステップダウンして、夫と話し合い「もうクリニックに行くのをやめる」という決断をしたのが50歳を迎えた頃。同時期に不妊ピア・カウンセラーの認定を受け、「願いは叶わなかったけれど、やれるだけのことはやった」という気持ちで治療を卒業しました。治療終結の時期を何度も延長し、自分でも驚くほどの年齢まであきらめなかったのは、ただ赤ちゃんに会いたかったから。この思いは決して消えることはなく、私の大切な一部としてともに生きていく・・・・・・治療を終えて2年が経った今、切にそう思います。流産を経験した女性は、どこかで自分を責めていると感じます。私のせいで、あのとき〇〇しなければ、と。過去の私がそうでした。けれども、誰のせいでもなく、何をどうやっても避けられないことがあるのです。だからこそ、同じ悲しみを抱えた方へ、どうか自分を責めないでほしいと伝えたいです。(NPO法人Fine寄稿 https://j-fine.jp/)
(50代・女性)