不妊の原因は女性だけのものでなく、男性側に原因があることもあります。WHOの調査によれば、原因の約半数は男性が占めているとの結果も出ています。また、男性で治療を受ける方も大勢いらっしゃいます。
男性の場合、喫煙は精子の数や精子の運動率に悪影響を及ぼすと言われています。
女性の喫煙は卵子の質を悪化させ、妊娠後の喫煙は低体重児が生まれる要因にもなると言われています。
低用量ピルは、妊娠しづらくなる子宮内膜症の予防や改善、月経周期を整える等の効果があります。将来妊娠しにくくなることはありません。
日本産婦人科学会の発表によると、2017年に体外受精によって誕生した子どもの数は56,617人でした。この年に生まれた子どものおよそ16人に1人の割合です。
2015年の調査によると、不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けている夫婦は全体の18.2%、子どものいない夫婦では28.2%です。この数字は夫婦全体の5.5組に1人にあたります。(国立社会保障・人口問題研究所)
年齢とともに卵子も精子も老化していくため、妊娠の確率も低下していきます。
また、女性の妊孕率(妊娠する力)は30歳から徐々に低下していき、35歳から急激に下がるというデータもあります。
特定不妊治療、不育症治療には助成制度があります。
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医療機関により診察の内容は異なります。診察の例や治療のスケジュールなどもさまざまです。
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加齢とともに妊娠率は低くなり、また流産などのリスクも高まります。
妊娠を望む夫婦関係を1年間続けていても妊娠に結びつかない場合や、心配、不安に思うことなどがあれば、早めに夫婦そろって医療機関に相談してみましょう。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。