ひと月に1回、卵巣で成熟した卵子が1つ排卵されます。排卵された卵子は卵管の先端部分(卵管采)より取り込まれ、卵管へ移動します。
膣の中に射精された精子は様々な障壁を乗り越えながら卵子を目指して進みます。
卵管までたどり着き、生き残った精子と卵子がタイミングよく出会うことができて成立します。受精した卵子は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へ移動します。
受精卵はふわふわのベッドのように準備された子宮内膜に着床します。無事に着床した受精卵は更に細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんへと発育していきます。
上記の過程を抑制することで、妊娠の成立を回避することができます。
例)排卵を抑える:ピル、受精を防ぐ:コンドーム等
出生数が減少している一方で、35歳以上の母親の出産は増加傾向にあります。
出典:健やかな妊娠&出産サポートBOOK
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
2021年の調査によると、不妊の検査や治療を受けたことがある、または現在受けている夫婦は全体の22.7%で、この数字は夫婦全体の4.4組に1人にあたります。結婚5年未満の夫婦では6.7%が、不妊に関する検査や治療を現在受けています。(国立社会保障・人口問題研究所)
既にお子様がいる方でも同じように不妊に悩むケースは多々あります。1年以上夫婦生活を続けても授からない場合は夫婦で話し合い、医療機関へ相談してみましょう。
長期の治療お疲れ様でした。慣れないことが多く、心身ともにお疲れかと思います。ご自身をたくさん労わってあげてください。また、家族の形の一つとして里親になる選択も素晴らしいと思います。長野県から規定や手順についてもご案内しています。ぜひご検討ください。詳しくはこちら
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。