ひと月に1回、卵巣で成熟した卵子が1つ排卵されます。排卵された卵子は卵管の先端部分(卵管采)より取り込まれ、卵管へ移動します。
膣の中に射精された精子は様々な障壁を乗り越えながら卵子を目指して進みます。
卵管までたどり着き、生き残った精子と卵子がタイミングよく出会うことができて成立します。受精した卵子は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へ移動します。
受精卵はふわふわのベッドのように準備された子宮内膜に着床します。無事に着床した受精卵は更に細胞分裂を繰り返し、赤ちゃんへと発育していきます。
上記の過程を抑制することで、妊娠の成立を回避することができます。
例)排卵を抑える:ピル、受精を防ぐ:コンドーム等
出生数が減少している一方で、35歳以上の母親の出産は増加傾向にあります。
出典:健やかな妊娠&出産サポートBOOK
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
不育症と診断された方も、80%以上の方が出産に至るというデータがあります。
女性の年齢により異なりますが、妊娠が確認された例の10~20%程度と言われています。特に、女性の年齢が35歳以上になると、流産率は上昇すると言われています。
不妊の原因は女性だけのものでなく、男性側に原因があることもあります。WHOの調査によれば、原因の約半数は男性が占めているとの結果も出ています。また、男性で治療を受ける方も大勢いらっしゃいます。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。