子作りを頑張っている、避妊をしていないにもかかわらず、1年以上妊娠に至らない状態をいいます。
最近では、4.4組に1組の夫婦が不妊症の検査・治療を受けているというデータがあります。
資料:国立社会保障・人口問題研究所 「第16回(2021年)出生動向基本調査」より
不妊症の原因は女性、男性それぞれにあります。
妊娠に至るまでには、多くの過程と条件が必要になります。その中で、何らかの障害が起こっていると想定されます。
WHO(世界保健機関)が不妊症の7273組のカップルの調査を実施したところ、図のような結果が出ました。これを見ても、不妊症は男性に原因がある場合も多いことがわかります。
卵巣や卵管に関わるもの
子宮に関わるもの
その他
精巣、精子に関わるもの
機能関係
その他
出典:健やかな妊娠&出産サポートBOOK
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
低用量ピルは、妊娠しづらくなる子宮内膜症の予防や改善、月経周期を整える等の効果があります。将来妊娠しにくくなることはありません。
不育症と診断された方も、80%以上の方が出産に至るというデータがあります。
年齢とともに卵子も精子も老化していくため、妊娠の確率も低下していきます。
また、女性の妊孕率(妊娠する力)は30歳から徐々に低下していき、35歳から急激に下がるというデータもあります。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。