子作りを頑張っている、避妊をしていないにもかかわらず、1年以上妊娠に至らない状態をいいます。
最近では、4.4組に1組の夫婦が不妊症の検査・治療を受けているというデータがあります。
資料:国立社会保障・人口問題研究所 「第16回(2021年)出生動向基本調査」より
不妊症の原因は女性、男性それぞれにあります。
妊娠に至るまでには、多くの過程と条件が必要になります。その中で、何らかの障害が起こっていると想定されます。
WHO(世界保健機関)が不妊症の7273組のカップルの調査を実施したところ、図のような結果が出ました。これを見ても、不妊症は男性に原因がある場合も多いことがわかります。
卵巣や卵管に関わるもの
子宮に関わるもの
その他
精巣、精子に関わるもの
機能関係
その他
出典:健やかな妊娠&出産サポートBOOK
不妊・不育治療に関する疑問にお答えします
不妊治療を続けるのか、終えるのか、という決断は非常に難しいものですので、ご夫婦でよく相談をし、お二人が納得した上で決めることが大切です。また、第3者として、不妊・不育専門相談センターに相談してみてはいかがでしょうか。
妊娠はするけれど、流産・死産や新生児死亡などを2回以上繰り返し、結果的に子どもを持てない場合を不育症と呼んでいます。
流産の多くは、偶発的なものですが、2回以上繰り返す場合は、産婦人科の主治医に検査について相談しましょう。
不妊・不育症に悩む夫婦は増加傾向にあります。不妊・不育症に関する悩みをお持ちの方は、1人で悩まないでご相談ください。